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本日は、以前ご紹介した「長期優良住宅」の認定基準の中で出てきた様々な等級についてのご説明、
第3弾として、一次エネルギー消費量等級についてご説明いたします。
国土交通省HPより
「一次エネルギー消費量」とは住宅が一年間に消費するエネルギー量の事で、
冷暖房だけでなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値です。
等級は下記のように省エネルギー基準に基づいて判断されます。
等級6→一次エネルギー消費量の著しい削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能誘導基準に相当する程度)
が講じられている
ZEH基準(省エネ基準▲20%)
等級5→一次エネルギー消費量のより大きな削減のための対策が講じられている
省エネ基準▲10%
等級4→一次エネルギー消費量の大きな削減のための対策(基準省令に定める建築物エネルギー消費性能基準に相当する程度)
が講じられている
省エネ基準
等級1→その他
具体的には、一次エネルギー消費量を基準として計算された、BEI(Bulding Energy Index)値で
等級が決まります。BEI値の計算方法は以下の通りです。
BEI = 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量
※「設計一次エネルギー消費量」とは、設計時の省エネ設備や建材を用いた際のエネルギー消費量のこと
※「基準一次エネルギー消費量」は標準的な仕様の性能を有している場合のエネルギー消費量のこと
BEIの値は小さいほどエネルギー消費量が少ない為、等級は高くなり、下表のように等級が定められています。
長期優良住宅は、最高等級6の基準を満たす必要があるので、エネルギー消費量を小さくおさえられる、
省エネ住宅と言えます。
第4弾(=最終回)では維持管理対策等級についてご説明いたします。
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家の数だけある 家族のカタチ
住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~ | MBS 毎日放送
放送局 MBS毎日放送 4ch
放送日時 令和5年9月2日 PM5:00
レポーター 宮地 眞理子
建築作品 丘のうえの平家
作品所在 滋賀県甲賀市水口町名坂1235番地
デザイナー 濱田 猛
施工監修 ベストワークス株式会社