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不動産用語についてのブログですが、今回は「間口(まぐち)」についてです。
「間口」とは土地(敷地)が道路(公道)に面している側の長さのことを指すのが一般的です。
そして、間口の対語で、間口から反対側までの長さ(道路に垂直な方向の長さ)を「奥行き」といいます。
道路に接している面が長いほど、“間口が広い”と表現します。
角地など2面以上が道路に接している場合は、家屋の正面、玄関のある方が必ずしも間口というわけではなく、
道路に接している面が長い方、主要道路に面している面や玄関のある面が間口と見なされます。
間口を考える際に、一般的な四角の敷地に対し、どのような形状(接道)パターンがあるかを確認しましょう。
① 1辺が接道 3辺が隣地に接する敷地
大半の住宅はこのケースで、1辺全体が接道していれば問題ありません。敷地が奥まって敷地内通路が接道する
ケース(旗竿地)もあります。旗竿地についても後日ブログを更新したいと思っています。
② 2辺が接道 2辺が隣地に接する敷地
角地のケースと敷地を道路に挟まれたケースがあります。
③ 3辺が接道 1辺が隣地に接する敷地
面積の広い敷地においては、3辺が道路というケースもあります。
「建物の敷地は原則として、幅員4m以上の建築基準法に定められた道路に2m以上接していなければ建物の建築
はできません」というルールがあります。これを「接道義務」といいます。
住宅建築をする際、建物の階数や居室の配置・住宅設備機器の仕様など建築物自体に意識がいきがちですが、土
地(敷地)形状で建築を可能にする配置やデザインが決まってきます。
間口が広いか狭いかで間取りも変わり、建物の外観デザインなどにも影響してきます。
不動産については、聞き馴染みのない用語が多く、難しく感じられるかもしれませんが、
疑問に思われることはお気軽にご相談ください。
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