

オーベルジュ・ド・リル名古屋
ベストワークスの北村です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

ベストワークスでは、以前からお話しさせていただいているように、土地を理解し、土地を読み解き、一棟一棟丁寧に設計しています。
同じ土地は二つとして存在しません。
だからこそ、その土地にしかない魅力を見つけ出し、特別な『空間』を想造することを大切にしています。

昨日、弊社の設計顧問であるハマダデザインの濱田猛先生と、オフィスで打ち合わせをさせていただきました。
今回は、甲賀市で計画している新たな建売住宅について、設計の細部まで打ち合わせを行いました。
やはり第一線で活躍されている専門家とお話ししていると、話が尽きません。笑
建築の話はもちろん、最近の建築業界のことや休日の過ごし方など、話題は次から次へと広がっていきます。🤭

その中で、三重県の賢島で新たにご相談いただいているプロジェクトのお話になりました。

賢島は三重県の志摩半島に位置し、美しい英虞湾の景色が広がる地域です。
滋賀県からですと、日帰りもできますが、なかなかの距離があります。
「せっかくなら一泊して、ゆっくり過ごしたいですね」
そんなお話から、素敵なホテルや旅館の話題になりました。
伊勢志摩といえば、伊勢海老やアワビなど、海の幸が豊富な地域です。
そして私たち建築に携わる人間としては、食事だけでなく、建築やインテリア、空間そのものを楽しめる宿泊施設にも興味があります。

『THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島』
皆様、ご存じでしょうか。
日本を代表するレストラン企業の一つ、ひらまつが手がける高級リゾートホテルです。

2016年に開業した、わずか8室の小さなラグジュアリーホテル。
こちらのホテルのコンセプトが、非常に興味深いんですよ。
「滞在するレストラン」
一般的には、ホテルがあって、その中にレストランがありますよね。
しかし、ひらまつはレストランで培った料理とおもてなしを中心に、宿泊という体験を提供しています。
つまり、食事をするために、その場所へ旅をする。
なんとも贅沢な考え方ですよね。🤭
まず、建築について。

私が特に興味を持つのは、英虞湾の美しい景色を活かした空間づくりです。
客室からは穏やかな海と島々の緑を望むことができます。
特に別棟の客室では、入口からベッド、リビング、半露天風呂、テラス、そして英虞湾へと視線がつながる構成になっています。
これ、建築的に非常に興味深いんですよ。
単純に大きな窓を設けているだけではありません。
視線の先に何を見せるのか。
室内と外部をどのようにつなげるのか。
どこに座り、何を眺め、どのような時間を過ごすのか。
そうしたことまで考えられた空間には、単なる広さでは表現できない豊かさがあります。

そして、インテリア。
木のぬくもりを感じる素材や、落ち着いた家具、柔らかな自然光。
主張しすぎるのではなく、周囲の景色と調和する空間づくり。
私は、こういう考え方が好きなんですね。
高級な素材をたくさん使えば、高級な空間になるわけではありません。
高価な家具を並べれば、素敵な空間になるわけでもありません。
大切なのは、それぞれの素材や家具、光、景色が調和していること。
本当の上質さとは、足し算ではなく、調和によって生まれるものだと思います。

次に、お料理です。
ひらまつは、もともとフランス料理のレストランから発展した企業です。
賢島では、伊勢志摩の豊かな食材を活かしたフランス料理が提供されています。
伊勢海老、アワビ、松阪牛。
食材を聞くだけでも期待が高まりますよね。笑
しかし、ここでも大切なのは、単に高級食材を使うことではないと思います。
食材の特徴を理解し、その魅力を最大限に引き出すこと。
料理人の技術や感性によって、一皿の料理が一つの作品になる。
実は、これって建築と非常によく似ているんですよ。

例えば、私たちの家づくり。
その素材をどのように活かすか。
料理人が食材を理解するように、私たちは土地を理解する。
料理人が味や盛り付けの調和を考えるように、私たちは建物や全体の緻密なバランス、
インテリアの調和、繊細な光の取り方、照明などを考える。
良い素材を使うことと、良い作品をつくることは、必ずしも同じではありません。
ここが非常に重要だと思っています。

そして、最後におもてなし。
私は、高級ホテルの本当の価値は、建物や料理だけでは完成しないと思っています。
どれほど素敵な建築でも、どれほど美味しい料理でも、そこで過ごす時間が心地よくなければ、最高の体験にはなりません。
ひらまつが大切にしているのは、レストランで長年培ってきた、お客様一人ひとりに寄り添うおもてなしです。
全8室という規模だからこそ、一組一組のお客様と丁寧に向き合うことができるのでしょう。
私は、この考え方にも非常に共感します。

今回、濱田先生との何気ない会話から、改めて考えさせられました。
建築、料理、おもてなし。
一見すると違う仕事ですが、実は共通していることがあります。
それは、目に見えるものだけでなく、目に見えない部分まで丁寧に考えること。
そして、小さなこだわりを積み重ねること。
私たちベストワークスも、一棟一棟を一つの作品として考えています。
土地を読み解き、環境を理解し、光や風、景色を取り込み、そこで暮らすご家族の時間まで想像する。
最高の空間は、一つの大きなこだわりではなく、無数の小さなこだわりから生まれる。
これからも、そんな家づくりを続けていきたいと思います。
それにしても、建築を楽しみ、美味しい料理をいただき、素敵なおもてなしを受ける。
そんな時間も、感性を磨くためには大切ですよね。
仕事のための勉強なのか、単純に美味しいものを食べたいだけなのか。
そこは少し微妙ですが。笑🤭
皆様も伊勢志摩へお出かけの際には、ぜひ素敵な建築や空間を楽しんでみてください。(少しお高めではあります🤭記念日などには素敵な時間になると思います)
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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東近江市東今崎町『イエリゾート』住宅見学会
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