いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、以前ご紹介した「長期優良住宅」の認定基準の中で出てきた様々な等級についてご説明いたします。
構造躯体の劣化のしにくさを示します。「劣化」とは、木造の場合ですと、腐食や白あり被害などがあります。
その為外壁の軸組や、土台、基礎などの構造躯体に講じられている防腐、防蟻対策の効果の程度により、下記のように
等級が定められています。
等級1→建築基準法程度
等級2→2世代(50年~60年)程度、大規模改修工事が不要と想定されている
等級3→3世代(75年~90年)程度、大規模改修工事が不要と想定されている
長期優良住宅は、最高等級の「3」が求められています。
建物がどの程度の地震に耐えられるかを示します。「倒壊等防止」と「損傷防止」の2つの観点から設計計算を行い、
下記のように等級が定められています。
等級1→建築基準法程度
震度6~7の地震でも即時倒壊はしないものの、その後大規模改修工事が必要になると想定されている
等級2→等級1の1.25倍
震度6~7の地震にも耐えられ、その後も一部の補修を行えば生活できる可能性が高い
等級3→等級1の1.5倍
震度6~7の地震にも耐えられ、その後も一部の軽微な修繕のみで暮らせると想定されている
長期優良住宅は、等級2以上または免振建築物であることが必要です。
※免振建築物とは、免振部材を導入することにより、地震の揺れを軽減することができる建築物の事で、
耐震とは地震に対するアプローチが異なります。
また、等級2以上は地震保険の割引も適用になります。
耐震等級2→30% 耐震等級3→50% 免震建築物→50%
弊社では、最高レベルの耐震等級3取得を標準としております(^-^) v
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
断熱等性能等級及び一次エネルギー消費量等級、維持管理対策等級については、今後のブログでご説明させていただきます。