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以前のブログで、旗竿地のメリットについてご紹介しましたが、今回は旗竿地のデメリットについてです。
敷地内の公道に面している細長い部分(旗竿地の竿に当たる部分)は、庭として活用することが難しく、通路に
しか使用できない場合が多いです。駐車場として使用することができますが、車を駐車してしまうとそれだけで
いっぱいになってしまうということもあります。
敷地への入り口が狭いため、駐車がしにくい点もデメリットです。
車を2台以上所有していた場合、横一列に停められるほどの幅がないことがほとんどです。必然的に縦列駐車に
なるため、駐車を慎重に行う必要があります。
また、旗竿地は長い路地があるため、通常より外構工事のコストが高くなりがちです。
隣家と路地との境界にフェンスや塀を新設する、駐車スペースにするためにコンクリートを敷くといった場合も、
路地の長さ分の工事が必要なため、整形地よりも外構工事費がかさむことが考えられます。
整形地とは違い、旗竿地は道路から奥まったところに家が建つため、家に接する四面が建物に囲まれるケースが
多くみられます。その場合、周辺の建物に遮られ、室内の日当たりや風通しの悪さが気になる可能性もあります。
日当たりや風通しは、その土地の建ぺい率や容積率の制限を気にしながら、間取りでの工夫で解決できることが
あります。建物に囲まれた旗竿地に家を建てる際には、間取りに吹き抜けや中庭を設けることによって、光と風
を家の中に取り込みやすくなります。また、より明るい2階部分に家族の集まるリビングを配置したり、勾配天井
を採用することで、明るくて開放感のある空間を実現することも可能です。
一般的な整形地であっても旗竿地であっても、メリット・デメリットは必ずあるものです。何に重きを置いて土地
を選ぶかによって、その土地がご自身にとって最適か否かは決まります。長所と短所を知った上で土地を選ぶこと
が大切ですね。
不動産については、聞き馴染みのない用語が多く、難しく感じられるかもしれませんが、
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