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【社長ブログ】『松田優作は最後に世界を選んだ』【8日目】

ベストワークスの北村です。

 

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

松田優作

引用元:100松田優作.com

 

 

 

 

先日映画監督のお話をさせていただきました。

 

マーティン・スコセッシとリドリー・スコットのお話をさせていただいた中で、

 

写真をブラックレインの松田優作を使用しました。

 

お客様K様から、「ブラックレインってリドリースコットやったんや」と感想をお話ししてくださいました。

 

毎日ブログを楽しみにしてくださっているようで、非常に非常に励みになります。🙇‍♂️

 

「松田優作が大好きなので、ブラックレインまた見るわ」との事でした。

 

 

 

そこで今日は住宅のお話から少し離れて、

 

私も好きなブラックレインに出演していました松田優作さんのお話を。

 

 

 

 

松田優作

引用元:文藝春秋PLUS

 

 

 

 

皆様、松田優作という俳優をご存じでしょうか。

 

『太陽にほえろ!』『探偵物語』『蘇える金狼』『野獣死すべし』。

 

日本ではすでにスターでした。

 

そんな松田優作が、40歳を目前にして挑んだ映画があります。

 

 

 

 

松田優作

引用元:HMV&BOOKS

 

 

 

 

松田優作

引用元:映画.com

 

 

 

 

『ブラック・レイン』

 

 

 

監督はリドリー・スコット。

 

主演はマイケル・ダグラス。

 

そして高倉健。

 

 

 

松田優作が演じたのは、佐藤という強烈な悪役でした。

 

 

 

 

松田優作

 

 

 

 

この映画の松田優作、とにかく怖いです。

 

 

 

大声を出しているから怖いのではありません。

 

 

 

目線。

 

歩き方。

 

表情。

 

立っている姿。

 

 

 

「この人、何かするぞ」

 

 

 

そう感じさせる。

 

 

 

俳優という仕事は、セリフを話す仕事ではなく、

 

存在そのものを表現する仕事なのかもしれない。

 

 

 

そう思わせてくれる演技です。

 

 

 

そして『ブラック・レイン』には、もう一つの物語があります。

 

 

 

 

松田優作

引用元:IMDb.com

 

 

 

 

松田優作は撮影当時、大きな病を抱えていました。

 

 

 

それでも彼はハリウッドという世界に挑戦した。

 

 

 

日本ではすでに有名です。

 

仕事もある。

 

評価もある。

 

 

 

普通なら、体調や日本での評価で、その場所にいることも

 

一つの選択だったと思います。

 

 

 

でも彼は世界へ行った。

 

 

 

 

松田優作

引用元:デイリー新潮

 

 

 

 

人は、何かを手に入れるために頑張ります。

 

 

 

お金。

 

地位。

 

評価。

 

 

 

そしてある程度手に入れると、今度はそれを失いたくなくなる。

 

 

 

若い頃は、「何ができるだろう」と考えていたのに、

 

 

 

いつの間にか、「何を失うだろう」と考えるようになる。

 

 

 

もしかすると年齢を重ねるということは、挑戦できなくなることではなく、

 

挑戦しない理由を上手に説明できるようになることなのかもしれません。

 

忙しいから。

 

年齢的に。

 

今さら。

 

失敗したら恥ずかしいから。

 

 

 

全部もっともらしい理由です。

 

 

 

私にもたくさんあります(笑)

 

 

 

 

松田優作

引用元:NHKアーカイブ

 

 

 

 

松田優作は、日本ではすでに松田優作でした。

 

 

 

それでも世界では、まだ自分を知らない人がたくさんいる。

 

 

 

だから行った。

 

 

 

私はそこが格好いいと思います。

 

 

 

完成した自分を守るより、まだ完成していない自分を見に行った。

 

 

 

『ブラック・レイン』の松田優作を見ていると、そんなふうに感じます。

 

 

 

そして映画公開と同じ1989年、

 

松田優作は40歳という若さで亡くなりました。

 

撮影終了後、半年後に膀胱癌で亡くなります。

 

 

 

『ブラック・レイン』は、結果として彼の遺作となりました。

 

 

 

あまりにも早い。

 

 

 

もし、あと10年生きていたら。

 

もし、あと20年生きていたら。

 

 

 

どんな映画に出演していたのでしょう。

 

どんな監督と仕事をしていたのでしょう。

 

 

 

考えても答えはありません。

 

 

 

ただ、一つだけ思います。

 

 

 

人生は長さだけでは測れない。

 

 

 

何年生きたかではなく、その時間の中で、

 

 

 

何を見ようとしたのか。

 

どこへ行こうとしたのか。

 

何に挑戦したのか。

 

 

 

そこにも人生の価値はあるのだと思います。

 

 

 

私たちは、自分の人生がいつまで続くのか知りません。

 

 

 

だからといって、毎日何か大きなことに挑戦する必要もないと思います。

 

 

 

昨日までやらなかったことを、一つやってみる。

 

 

 

会いたかった人に会う。

 

読みたかった本を読む。

 

行きたかった場所へ行く。

 

 

 

仕事でも、「自分には無理やろ」と思っていたことを、

 

少しだけやってみる。

 

それだけでも十分な挑戦なのかもしれません。

 

 

 

人間は、完成した瞬間から守りに入る。

 

だから私は、できればずっと未完成でいたい。

 

 

 

まだ知らない。

 

まだできない。

 

だから面白い。

 

 

 

52歳の私も、まだまだ知らないことだらけです(笑)

 

 

 

 

松田優作

引用元:MOVIEcollection

 

 

 

 

『ブラック・レイン』を観ると、

 

松田優作という俳優の凄さと同時に、「自分は、まだどこへ行けるだろう」

 

と考えさせられます。

 

 

 

人生の最後に何を持っているかより、最後まで何を追いかけていたか。

 

 

 

そのほうが、その人の人生を表しているのかもしれません。

 

 

 

松田優作が最後に見ようとした景色は、世界のハリウッドでした。

 

 

 

では、私たちは次に、どんな景色を見に行くのでしょうか。

 

 

 

少し真面目なブログでした。

 

 

 

 

 

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