ベストワークスの北村です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
皆様のご自宅には、毎日目にするたびに少し気持ちが豊かになるものはありますか?
お気に入りのソファやダイニングテーブル。
思い出の詰まった写真。
旅先で見つけた小さな置物。
あるいは、棚の上に飾った一つの器。
家の印象は、間取りや家具の大きさだけで決まるものではありません。
何気なく置かれた一つのものが、その空間の雰囲気を大きく変えることがあります。
今日は、そんな「暮らしの中に置くもの」について、昨夜のインスタライブでお話しした内容をご紹介します。

昨夜のインスタライブをご視聴いただき、ありがとうございました!
インスタライブを始めて約2ヶ月。
インスタリールを毎日投稿し始めて約2ヶ月。そして、365日ブログ更新チャレンジを始めて約1ヶ月。

その中で大変ありがたいことに、
「いつも見てるよ!」
「インスタライブ見てます!」
そして実際にお会いすると、
「やっと会えた!」
なんてお声まで掛けていただけるようになりました。
本当にありがたいです。
ライブの視聴者の方も少しずつ増え、外でお会いした方から住宅についてご質問いただく機会も増えてきました。
やっぱり私は恵まれていますね。
皆様、本当にありがとうございます。🙇♂️
昨夜のインスタライブでは、
「北村さん、最近注目している家具は何ですか?」
というご質問をいただきました。
ありがとうございます!
最近特別に注目しているというより、昔から好きなインテリアブランドはあまり変わっていません。

カール・ハンセン&サン。

カッシーナ。

B&B Italia。
この辺りは今でもやっぱり好きですね。
ただ、ここからが今日のお話です。
インテリアというと、ソファやダイニングテーブル、チェアなど、どうしても「家具」に目が行きます。
もちろん家具は大切です。
でも私は、家具だけでインテリアを完成させなくてもいいと思っています。
例えば、リビングの棚やサイドボードの上に一つだけ置くオブジェ。
これが意外と空間を変えてくれます。

そこで私が好きなのが、
マイセン「アラビアンナイト」。
皆様、マイセンはご存じでしょうか?先日もブログで少し紹介させていただきました。
ドイツを代表する磁器ブランドで、その歴史は300年以上。
ヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功し、1710年に王立磁器製作所としてスタートした、まさにヨーロッパ磁器の歴史そのものと言ってもいい存在です。
有名な「双剣」のマークを見られたことがある方も多いと思います。

マイセンというと、
「高級なカップ&ソーサーでしょ?」
と思われるかもしれません。
もちろん、それも正解です。
ただ、私はマイセンを単なる高級食器として見ると、ちょっともったいないと思っています。
私の中では、食器というより小さな芸術作品です。
絵付け、造形、色彩、金彩。
職人さんの手仕事によって、一つの磁器の中に世界がつくられています。
そして、そのマイセンの中でも私が好きなのが「アラビアンナイト」です。

アラビアンナイトは、マイセンを代表する芸術家の一人、ハインツ・ヴェルナーが1960年代に生み出したシリーズです。
名前の通り、モチーフになっているのは『千夜一夜物語』の幻想的な世界。
よく見ると本当に面白いんです。
人物がいたり、動物がいたり、宮殿があったり、空飛ぶ絨毯が登場したり。
単純に綺麗な花が描かれている食器とは、ちょっと違います。
一枚の器の中で物語が始まっているんです。

しかも面白いのが、300年以上の歴史を持つマイセンなのに、アラビアンナイトは全然古臭くない。
むしろ今見てもかなりモダンです。
大胆な色使い。
独特な人物の表情。
余白の取り方。
そして金彩。
クラシックなのに現代的。
真面目なのに、どこか遊んでいる。
私はこの感じがものすごく好きなんですよね。🤭

そして、もう一つ面白いところがあります。
同じアラビアンナイトでも、まったく同じに見えない。
当然ですよね。
工業製品のように機械でプリントして終わりではなく、職人さんが一つ一つ手で絵付けをしている。
だから微妙に表情が違う。
線も違う。
色の濃淡も違う。
そこに「人の手」が見えるんです。
私は建築の仕事をしているからなのか、こういうものにものすごく惹かれます。
完璧に同じものを大量につくる美しさもあります。
でも少し違うからこそ愛着が湧く。
これは家づくりにも似ていると思います。

例えば、真っ白な壁。
そこにマイセンのアラビアンナイトを一つ飾る。
それだけで、その場所に色が生まれます。
家具をもう一脚増やす必要もない。
派手なクロスを貼る必要もない。
何なら壁は白いままでいい。
小さなもの一つで、大きな空間の表情が変わる。
これがインテリアの面白さなんですよね。
私は住宅を設計するときにも、
「何を置くか」
だけではなく、
「何を置かないか」
も大切だと思っています。
良いソファ。
良いテーブル。
良い照明。
そこに自分が本当に好きなものを一つ。
絵でもいい。
花瓶でもいい。
アートでもいい。
私はそこにマイセンのアラビアンナイトを置くのが好きです。

高級なものをたくさん並べることが、上質なインテリアではありません。
むしろ私は逆だと思っています。
余白があるから、一つのものが主役になれる。
これは住宅も同じです。
全部を主張させたら、全部が脇役になります。
一つだけ主役を決める。
そして、その主役が一番美しく見えるように周りを整えていく。
家具も、照明も、建築も同じです。

マイセンのアラビアンナイトを眺めていると、
「これ、誰が描いたんやろ?」
「何を考えながら描いたんやろ?」
なんて考えることがあります。
カップ一つで、そこまで考えさせられる。
もうそれは食器ではありませんよね。🤭
暮らしの中に置く、小さなアートです。
家づくりも、最後はそこなのかもしれません。
床、壁、天井、キッチン、家具、照明。
それだけ揃えれば「家」は完成します。
でも、そこに住む人の好きなものが一つ加わると、
「家」が「その人の空間」に変わる。
私はそこまで含めてインテリアだと思っています。
皆様もマイホームが完成したら、家具を探すついでに、
「この家に何を飾ろう?」
こんなことも考えてみてください。
高いものでなくてもいいんです。
毎日そこを通ったとき、
ちょっと立ち止まって見たくなるもの。
そんなものが一つあるだけで、暮らしは少し豊かになると思います。
家具を選ぶついでに、ぜひ「自分だけのアート」も探してみてください。🤭
家も家具もオブジェも良いものを永く使う。そこには愛情が生まれ愛着が存在します。

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